10月12日「小川祭り」に参加してきました

こんにちは!地域おこし協力隊の大谷です!

10月12日に、丹生川上神社(にうかわかみじんじゃ)で開催された「小川祭り」に、私と協力隊の小林で参加してきました。「小川祭り」は東吉野村の中でも、もっとも注目されるお祭りです。東吉野村にある八つの地区“小川、小(おむら)、木津川(こつがわ)、小栗栖(こぐりす)、中黒、三尾、狭戸(せばと)、大豆生(まめお)”から、各地区の太鼓台が集まり、境内を所狭しと競い合います!私と小林は、小栗栖に住んでいるので、二人とも小栗栖の太鼓台を担ぎます。ちなみに、東吉野村の太鼓台とは、お神輿の内部に太鼓が積まれており、「乗り児(のりこ)」と呼ばれる小学生男子が4、5人ほど乗って、拍子をとりながら太鼓を叩きます。まずは祭りの前日、地区の人達が集まって太鼓台を組み立るところから取材しました(写真は小栗栖の人々)。

はじめてみる太鼓台。カッコいいです!


倉庫から太鼓台を出して、まずは掃除の開始です。

掃除が終わると、太鼓台に朸(おうこ:担ぎ棒)をロープで取り付けます。

次に、太鼓台の内部に太鼓を設置します。

最後に、太鼓台を台車に積みます。
明日は太鼓台を台車に積んで、小栗栖地区を一周してから、会場の丹生川上神社まで運びます。
以前は、台車を使わず、太鼓台をみんなで担いで運んだそうです。現在は、過疎化の影響で担ぎ手が減ってしまったので、台車を使って運びます。
ちなみに、小栗栖から会場の丹生川上神社までの距離は、約5km!しかも登り坂が多い!!
太鼓台を組み立てた日の夜。小栗栖のお母さん達が集まって、おでんや松茸おにぎりを作っていただきました。明日は、お母さん達の手料理をみんなで食べます。

翌朝、みなさん各々の法被(はっぴ)を着て集まります。僕たちは法被(はっぴ)を借りました。

まずは、太鼓台の飾り付けからスタートです。きれいな刺繍がされた幕や提灯を付けていきます。

飾り付けを終えて出発します。写真は、出発前に小栗栖区長が挨拶している様子。

台車に積まれた太鼓台をみんなで押して、小栗栖地区を周りました。家の前まで太鼓台がくると、出てきて、手を振ってくれたり、カメラで撮影されたり。 なんだか人気者になった気分です(気持ちも徐々に高まってきます)。
小栗栖地区を周った後は、会場の丹生川上神社へ出発です!乗り児(のりこ)と一緒に「ヨーイヤ、サノサイ、イヤサッサアー」と拍子をとって太鼓台を運んでいきます。 途中から各地区の太鼓台と合流していきます。地元の人達は、各地区の知り合いと歩きながら挨拶したり、お喋りしたり、飲んだり。ワイワイガヤガヤと楽しい雰囲気です。

丹生川上神社に到着して、台車から太鼓台を離して、みんなで担ぎます!

境内に入ると、大勢のギャラリーに迎えられて、僕の気持ちも最高潮へ!!


お昼は、昨晩お母さん達に作ってもらった松茸おにぎりや、おでんを頂きました。松茸をこんなに沢山で食べられるなんて、すごいです!

松茸おにぎりでお腹一杯になった後、もう一度、太鼓台を担ぎます。この時は境内に8基の太鼓台が並びます。

最後は餅撒き(もちまき)です。境内いっぱいに人が集まって、撒かれる餅をキャッチしていきます。これもまた、迫力ある小川祭りの光景です。

初めて参加した小川祭りですが、今までに経験したことのない楽しい(エキサイティングな)時間でした。 前日の太鼓台の組み立ての時間も含めて、多くの人とお話ししながら、太鼓台を運びながら、賑やかにワイワイと過ごした時間。とても貴重な経験でした。 小栗栖の太鼓台の担ぎ手は、減ってきているようです。こんなに楽しいことを、限られた人だけでやるのは勿体ない!もっと多くの人に来て、参加してもらえれば良いなと思います。

記事:地域おこし協力隊 大谷彩貴